シーピー化成株式会社

環境負荷低減に向けた
3つのチャレンジ

サステナブルな社会の実現に向けて

容器メーカーの社会的責任は、製品の安定供給と食の安全、そして環境負荷低減のすべてをかなえることだと考えています。
ここでは、当社のサステナブル活動の取り組みや実績についてお伝えします。

シーピー化成
資源循環3ヵ年ロードマップ

当社は、事業活動や製品である食品容器を通じて、持続可能な循環型社会を構築するために「3R+Renewable(再生可能資源への代替)」を基本原則とし、2021年度からの3ヵ年計画を策定しました。 世界的な環境保全活動が行われているなか、当社も環境に配慮した素材・製品・生産技術に注力し、皆様からの信頼を高め、企業価値の向上に努めてまいります。

テーマ
方針
中長期目標(2023年度)
結果
要因
  • CHALLENGE 1REDUCE

  • CHALLENGE 2RENEWABLE

  • CHALLENGE 3REUSE &
    RECYCLE

CHALLENGE 1REDUCE

省資源化の推進と
廃棄物の削減

生産技術の開発と
製品の軽量化・薄肉化を
推進する。

容器素材別の
平均出荷重量を
(2019年度比)

5%以上削減

平均出荷重量

2.5%増加

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外食から中食への移行が一気に加速し、飲食店のテイクアウト・デリバリーが主流となったことで、弁当類の容器需要が拡大しました。
弁当類の容器は強度や仕切り機能が必要なアイテムが多く、また素材として重量が重く、そういった製品群の販売比率が増加したことが大きな未達要因となっています。

CHALLENGE 2RENEWABLE

環境負荷低減に
寄与する
技術・製品開発

バイオマスプラスチックを
用いた製品開発を
推進する。

500アイテム超の

「CP Bio」
シリーズを発売

「CP Bio」シリーズ

300アイテム
を上市

地政学リスクの顕在化による原油価格の高騰および為替の影響を受け、原料価格が上昇しました。
それを受け2022年には製品の価格改定を2回実施したことで需要が安価製品へ移行し、比較的単価の高いバイオマスプラスチック原料を用いた製品の需要がトーンダウンしました。急激に変化する需要に対応するため、当初予定していたバイオマスプラスチックを用いた製品開発・販売計画を変更したことが未達要因となっています。

CHALLENGE 3REUSE & RECYCLE

廃棄物の
再利用・再資源化

工程内端材の再利用を
継続して推進する。

産業廃棄物リサイクル率の
向上を目指す。

工程内端材の再利用
100%継続達成

産業廃棄物リサイクル率
95%以上を達成

使用済み食品容器の
効率的な
リサイクル方法の
検討

工程内端材の再利用
100%継続達成

産業廃棄物リサイクル率
92%

工程内端材の再利用率100%の目標は継続して達成しました。
産業廃棄物リサイクル率は92%と前年度から2%上昇したものの、目標の95%は未達でした。最終処分されている廃棄物の中から新たにリサイクル対象物を抽出することでリサイクル率向上を図りましたが、事業活動におけるリサイクル可能な廃棄物の抽出が限界に達したことが未達要因となっています。

※従来の当社記載の最終処分対象からエネルギーリカバリーに活用される焼却処理を除き、「埋立のみ」を最終処分とした場合では全体の産業廃棄物のリサイクル率は97%となっています。

     

サステナブルな地球環境に向けた活動

当社は、環境方針に基づき、またビジョンとしても掲げた「シーピー化成グループは、サステナビリティを第一に考え、実現する企業になります」に向けて、重点課題についての対応をテーマ化し推進してまいります。
2024年春より「サステナ戦略チーム」と「環境戦略チーム」を発足させており、持続可能な社会の実現に貢献すべく、全社にて以下の活動に取り組んでまいります。






   

事業活動でのCO₂排出量(Scope1,2※)30%削減 2030年度までに2019年度比。

自家消費型太陽光発電設備の導入

生産設備の省エネルギー化推進

購入電力の再エネ化 など

※「Scope1」は、事業者自らによる温室効果ガスの直接排出。「Scope2」は、他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出。

サステナブルパッケージの開発・販売

軽量化(発泡、薄肉化)

バイオマスプラスチック使用

リサイクル原料使用

食品ロス削減

お客様の作業性の効率化と生活者の利便性を考慮した機能開発 など



プラスチック資源循環の取り組み

使用済み食品容器のケミカルリサイクル実現

工程内端材の再利用100%継続 など