シーピー化成株式会社

食品容器の素材である原反製造・柄を決めるフィルム印刷から成形・プレスまでの
一貫生産体制構築と生産設備、製造機器の自社開発で、高品質な製品を生産しています。

一貫生産体制とSCM(サプライチェーン・マネジメント)

当社は、容器の材料(原反・印刷フィルム)の生産から食品容器の製造まで自社で行う一貫生産体制を敷いています。この体制のなかで、確実かつ安定的に製品をお届けすることが最も重要である、という理念のもと、需要・供給計画の最適化とコントロールを行うべく、SCM(サプライチェーン・マネジメント)の強化を図っています。
複数ある統計予測モデルから最適なモデルを適用するとともに、営業スタッフから提供される採用情報を加味して需要計画を立案しています。膨大なアイテム管理をシステム化によりスピーディかつ正確に立案、運用し、得られたデータは供給体制の見直しや効率化・設備投資の検討案として利用するほか、機械操業度や材料標準化を狙ったモノづくりを行うなど、経営資源の有効活用に向けた材料としています。

生産計画
生産

生産・品質管理体制

高品質な製品を安定的に生産することを目的として各工場に品質管理課を配置し、品質管理者によるチェック、改善を行うほか、定期的に「品質保証会議」を開催し、全社を挙げて品質の向上と安定に努めています。各工場の品質管理課・品質会議体では、年次目標を定め、改善取り組みを推進。また業務特性に合わせた従業員教育を行いスキルの向上に努めています。
改善すべきテーマは協力工場まで含めて全社的に水平展開を行い、当社製品の品質を確実なものとしています。

成形品の品質を確認
品質管理組織図

生産設備の自社開発

当社は生産設備・製造機器の自社開発を行うことにより、求められる容器機能の実現に向けた機器の開発・改良や、生産効率の向上につなげています。また、トラブル対応やメンテナンスなどを社内で行うことができ、迅速で精度の高い対応を可能としています。
開発にあたっては、エンジニアが生産現場に足を運び、既存設備や生産プロセス上での改良点を抽出し、新規の開発か改良かの判断を行い、機械設計、制御設計など各種の計画を立てます。
各設計においては生産現場と連動し、素材特性やオペレーションについての情報を共有しながら、生産効率の向上や高品質の実現はもちろん、オペレーターの安全性や操作性を考えて設計しています。大規模な開発の際には機械メーカーと協働する場合もあります。

シーピー化成の一貫生産体制